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2016/12/16更新 新テキスト『(ほとんど)移動ド階名唱(だけ)でジャズ理論をつくる』の時限連載・第12回

当教室のレッスン内容をより具体的に示すため、最近書き進めていた「ギター用でない、一般的なジャズ理論」を小分けにして公開しています。以下の目次は固定記事、それに続く部分が不定期更新部分です。

『(ほとんど)移動ド階名唱(だけ)でジャズ理論をつくる』目次
はじめに
第Ⅰ部 移動ド階名唱でスケールをつくる
第1章 移動ド階名唱とは何か
1.1 音名と階名の峻別
1.2 キーの2つの名前
1.3 ダイアトニック・キー
1.4 きらきら星論法
1.5 調号表の作成
第2章 キーどうしの関係を考える
2.1 基本的な調関係
2.1.1 主調
2.1.2 平行調
2.1.3 副次調‐属調と下属調
2.1.4 同主調
2.1.5 裏のキー
2.1.6 ナポリ調
2.2 演習問題
2.3 12の調関係を記号化する
第Ⅱ部 移動ド階名唱でコードをつくる
第3章 音程を階名で理解する
第4章 階名でコードをつくる
4.1 ダイアトニック・コード
4.2 3 和音
4.3 7の和音
4.4 7の和音に対するコード種類ごとの階名解釈可能性ver.0.9
4.5 5度進行による7の和音のキー・グルーピング
4.6 12のキーにおける7の和音による5度進行ver.0.9
4.7 短調Ⅴの長和音化
4.8 ハーモニック・マイナーは存在しない
4.9 7の和音に対するコード種類ごとの階名解釈可能性ver.0.99
4.10 12のキーにおける7 の和音による5度進行ver.0.99
4.11 7の和音表示推進論
第Ⅲ部 移動ド階名唱でアドリブをつくる
第5章 穏やかなキー・デザイン
5.1 標準転調タイプのコード進行
5.1.1 コードごとの設定可能なキーをもれなく列挙する
5.1.2 主調を一点張りで決めることはできない
5.1.3 主調に寄せたキーを選択する
5.1.4 調関係/階名コードネーム譜を作成する
5.2 論理的フレージング
5.2.1 階差転調
5.2.2 減5度ペンタトニックと増4度テトラトニック
♪エチュード#0.9
♪エチュード#1
5.3 ミサシレを監督する
5.3.1 ディミニッシュ・セブンス・コードのアルペジオを実現する
♪エチュード#2
5.3.2 ソとサを併用する
♪エチュード#3
5.4 ディミニッシュ・セブンス問題
5.4.1 ディミニッシュ・セブンス・コードとはなにか
5.4.2 ディミニッシュ・セブンス・コードを調設定する
5.4.3 ディミニッシュ・セブンス・コードに対する調設定の公式
第6章 穏やかでないキー・デザイン
6.1 ダイアトニック・キーの範囲内における穏やかでないキー・デザイン
6.1.1 敢えて属調解釈を用いるキー・デザイン
♪エチュード#4
6.1.2 敢えて同主短調解釈を用いるキー・デザイン
♪エチュード#5
6.1.3 敢えて裏コード解釈を用いるキー・デザイン
♪エチュード#6
6.2 メロディックマイナー・キーの導入
6.2.1 増5度ペンタトニックと減4度テトラトニック
6.2.2 メロディック・マイナー・コード
6.2.3 7 の和音に対するコード種類ごとの階名解釈可能性ver.1.0
6.3 δ(デルタ)キー
6.3.1 敢えてδキーを用いるキー・デザイン
♪エチュード#7
6.3.2 オルタード改め裏コードδ化
♪エチュード#8
♪エチュード#9
6.4 キーのスペクトルとコントラスト~ここでこそコード・ファンクションを少しだけ考える
6.5 ε(イプシロン)キー
6.6 重要な解釈競合の一覧
第7章 テーマ・メロディへの階名割り当て
7.1 寛容な階名唱
7.2 厳格な階名唱
第Ⅳ部 移動ド階名唱でブルースのもっともよい説明をつくる
第8章 ブルース固有の論理は存在しない
8.1 ブルースの基本コード進行
8.2 教会旋法改め教会調の導入
♪エチュード#10
8.3 教会調Ⅴの長和音化
8.4 ドミナント・セブンス・コードに対する階名解釈可能性・フルスペクトル・バージョン
8.5 ブルーノート・スケールをオッカムの剃刀にかける
第Ⅴ部 付録
第9章 落穂拾い
9.1 トニック・マイナー問題
9.2 ミソシレ/シレファラ問題
9.3 シンメトリック・スケール問題
9.3.1 ホール・トーン・スケール
9.3.2 コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール
9.4 三位一体コード問題
9.5 トライトーン問題
第10章 オッカムの剃刀にかけられるべき概念たち
10.1 ハーモニック・マイナー・パーフェクト・フィフス・ビロー
10.2 ドミナント・セブンス・シャープ・ナインス・コード
10.3 メロディック・マイナー・モード
10.4 アベイラブル・スケール
10.5 アボイド・ノート
10.6 セカンダリー・ドミナント
10.7 トニック・ディミニッシュ
10.8 ドミナント・モーション

以下2016/12/16公開分

第6章 穏やかでないキー・デザイン
「調関係/階名コードネーム譜」(図5.1.4)はあくまで「基本ハーモニー構造」を示しているのであって、そもそもコードとキーとの一対一対応は絶対的なものではないのでした。本章ではコードに穏やかな解釈以外のキーを割り当てることでいわば「変化球を投げる」その論理に迫ります。

6.1 ダイアトニック・キーの範囲内における穏やかでないキー・デザイン

6.1.1 敢えて属調解釈を用いるキー・デザイン
1つのコードについて複数通りの調設定ができることを解釈が競合する、と言うことにします。また、そのうちの2つが互いに近親調(cf. 2.1.3)であるとき、それらは近親競合する、と言うことにします。ダイアトニック・キー内で近親競合する場合は次の3通りです。

(ア)マイナー・セブンス・コードにおけるレファラド解釈とラドミソ解釈
(イ)メジャー・セブンス・コードにおけるファラドミ解釈とドミソシ解釈
(ウ)マイナー・セブンス・コードにおけるラドミソ解釈とミソシレ解釈

各々の後者をTとすると前者はDとなります。そこで後者から前者への解釈乗り換えを「属調解釈」あるいは「d化」と言うことにします。読者はここで以下の2点が言えることを確認してください。

・D側とT側は(ア)(イ)(ウ)の順に3度離れた「3つの平行和音(※)」どうしの組になっている。
・D側はシを、T側はファを含まないコード群からのみなっている。

エチュード#25.3.1)でラドミソ解釈・ドミソシ解釈・ミソシレ解釈してあったコードたちをそれぞれレファラド解釈・ファラドミ解釈・ラドミソ解釈にすげ替えたものをエチュード#4とします(図6.1.1(d))。
さてこのとき転調(①)とその階差転調(②)は図6.1.1(a)のようになります。エチュード#2においてはたまたまd転・s転・p転・q転の4種しか生じませんでしたが、一般にダイアトニック・キーにおける階差転調は11種が生じえます。図6.1.1(b)にそれらのグラフ表示を一覧にまとめました。
エチュード#4には新規にss転、qd転が生じています。あらかじめその場面をクローズアップしておきましょう(図6.1.1(c))。図中「系」とは定理から直ちに従う文のことです。

※同一キー内の3度離れた2つのコードを互いに平行和音であると言います。

図611a037

図611b12038

図611b22039

図611c12040

図611c22041

図611d042

 

2016/8/13更新 <納浩一・著『ジャズ・スタンダード・セオリー』を読む>連載スタート
当代随一との評判ゆえ白羽の矢を立てたこのジャズ理論書を丁寧に読み解きます。
ブログにてご覧ください。

2015/9/29更新 懇親会兼演奏会兼忘年会
件名のイベントを以下の通りおこないます。
今回は生徒さんどうしのデュオやトリオを中心とした演奏プログラムを編成して臨みます。
イベント名:第2回日置寿士ジャズギター教室忘年会
日時:2015年12月5日(土)17時から20時頃まで(遅刻、早退自由)
場所:cafe jazz 40/30
※名古屋市北区柳原4-1-3、地下鉄名城線市役所駅または名城公園駅から徒歩5~6分、名鉄瀬戸線東大手駅から徒歩3分。
※借り切りです。
会費:2,000円(ご家族、ご友人、中学生以下は1,000円)

2015/9/2更新 「日置メソッドセミナー in 西東京」改め「ジャズギターをドレミで考える会」
詳しくはこちらをご覧ください。

2015/4/3更新 「上前津教室」開講
2015年4月より隣駅の上前津駅近くのカフェTHE SHOP 十二ヵ月でジャズ&ボサノバギターの教室をさせて頂くことになりました。名城線沿線や大須エリア在住・在勤の方にはより便利にいらして頂けるかと思います。
講座名:ジャズ&ボサノバギターレッスン@十二ヵ月
受講料:4,000円+1オーダー/1レッスン(60分)
日時:随時(10時始発・19時最終、ただし日曜祭日は18時最終。定休日なし)。その都度相談のうえ決めます。
※個人レッスンです。グループレッスンも相談に応じます。
※体験レッスン(1オーダー)を随時受け付けています。メールフォームよりお問い合わせ・お申込みください。

2015/4/1更新 グループレッスン会&懇親会
このたび以下のイベントを企てました。
・イベント名:第1回日置寿士ジャズギター教室グループレッスン会
・日時:2015年5月9日(土)15時~18時
・場所:THE SHOP十二ヵ月
・参加方法および費用:①受講(生徒さんのみ対象)→2,000円+1オーダー ②聴講(どなたでも参加して頂けます)→1,000円+1オーダー
・定員:①②それぞれ5名(先着順・定員に達し次第締切)
・内容:普段のレッスンではできない生徒さんどうしのアンサンブルによる実際のジャズ演奏を想定した公開レッスン。
・課題曲:近親転調タイプのスタンダード曲~you’d be so nice to come home to(『移動ドでこそわかるジャズギター演奏の論理』102~108p)
・懇親会:18時から20時まで、そのままTHE SHOP十二ヵ月にて懇親会をやります。こちらのみへの参加もできます。
お問い合わせ・お申し込みはメールフォームよりどうぞ。

2014/11/2更新 忘年会的懇親会の告知
件名のイベントを下記の通りおこないます。
日時:2014年12月20日(土)18時から3時間程度(遅刻・早退自由)
場所:トラットリア ピッツェリア アクアリオ
会費:4,000円
※店内の個室を借りました。BGMなし。楽器持ち込み可。

2014/11/2更新 日置メソッドセミナー in 西東京
「第2クール」の開催が決まりました。詳細はこちらをご覧ください。

2014/7/10更新 名古屋移転完了
名古屋市北区にある実家との往復をしながらゆったりと名古屋・鶴舞への移転を終えました。
名古屋方面からのお問い合わせを移転前より数件頂いていたこともあって早速レッスン活動を開始することができました。
迷える名古屋のジャズギタリストの皆さんにお目にかかるのを楽しみにしています。どうぞよろしくお願い致します。

2014/6/22更新 日置メソッドセミナー in 西東京
私は6月いっぱいで名古屋に転居しますが、7月以降の東京でも当教室のメソッドの勉強を続けられるようにとこのたび有志の生徒さんたちが動いてくれました。つきましては、件名の講座&練習会の「第1クール(全6回)」を開催する運びになりましたのでお知らせします。これに関しまして、当教室の高弟2人を私が講師として指名したところ、快諾して頂きました。

日時:2014/7/13、8/3、8/17、9/14(←9/7に変更になりました)、10/5、11/2(すべて日曜日)の12時30分~16時
場所:「仙人の家
講師:平山禎治、神谷陽平
参加費:12,000円(6回分、教材費込み)

「第1クール」の内容は「当教室のメソッド」のⅠ部およびⅡ部です。各日の前半は理論編、後半は実技編という時間割を予定しています。日置寿士ジャズギター教室の生徒でない方でも参加可能です。お申し込み、お問い合わせは当HPメールフォームよりどうぞ。

より詳細はこのHP上で追って告知することにします。

2014/5/17更新 移転
日置寿士ジャズギター教室は2014年7月1日より名古屋市中区に移転することになりました。最寄駅は鶴舞駅です。名古屋市北区楠教室も合わせて開講予定です。
詳細はメールフォームよりお問い合わせください。

2013/7/16更新 第3回懇親会兼演奏会
このたび件名のイベントを以下の要領で行ないます。

日時:2013年9月28日(土)15時~19時
場所:仙人の家
参加費:300円
参加資格:生徒さん(元を含む)とその関係者
打ち上げ:19時からチャイニーズレストランいちばんで。

2013/4/19更新 第2回懇親会兼演奏会
このたび件名のイベントを以下の要領で行ないます。

日時:2013年6月29日(土)15時~19時
場所:仙人の家
参加費:300円
参加資格:生徒さん(元を含む)とその関係者
打ち上げ:19時からチャイニーズレストランいちばんで。

2013/2/22更新 懇親会兼演奏会
このたび件名のイベントを以下の要領で行ないます。三々五々ギターを弾いたり弾かなかったりして親交を深めようと。今回は(元を含む)生徒さんと関係者のみの内輪ノリで。

日時:2013年3月30日(土)15時~19時
場所:仙人の家
参加費:300円
打ち上げ:19時からチャイニーズレストランいちばんで。